技術委員会
29年度重点目標と取り組み

                                           技術委員長  齊藤 勝

◇重点目標 

(1)各種別トップチームの全国大会での上位進出(国体、天皇杯、高円宮杯等)
     目指す。

(2)キッズ年代の普及活動と連携して、U-12年代の育成を図る。

(3)ユース育成部会を継続し、ユース年代の育成に関して種別の垣根を越えての
 交流と連携を推進し、長期ビジョンでのロードマップを作成する。

(4)指導ライセンス取得(今年度よりトレセン認定制度)の啓蒙と指導者研修の充
     実を図る。

 

◇ 取り組み

(1)(一財)福島県サッカー協会では、技術委員会の業務を

       @指導、強化、トレセン、GKプロジェクトの4つの部会及びキッズ、女子の
     2つの委員会と連携し、競技力全般に関することを統括すること。
       A日本協会、東北協会の技術委員会との連絡、調整に関すること。
   としています。競技力全般にわたる仕事を行うセクションです。

 

 技術委員会では、県内のトレセン活動の集大成がU-16の国体選抜と考えて
います。国体に毎年出場し、上位進出の常連県となり、その先に福島県からプロ
選手及び日本代表選手が毎年のように輩出することを目指しています。

平成18年度から国体U-16化が導入されました。導入当初の年間は東北
予選を突破することができませんでしたが、平成20年度から平成27年度まで
8年連続で国体に出場し、平成22年度千葉国体ではベスト8、平成25年度東
京国体では初のベスト4進出という快挙を成し遂げました。一見順調にレベルア
ップしたように思えますが、ベスト4からの試合内容や闘いぶりから常に上位に
進出する強豪県との差や課題が明確になりました。
 それと同時に気になる傾向が見えてきました。8年間連続出場している中で、
当初は福島県でU-12からU-16まで育った選手と他県から移動してきた選手
(尚志高校、聖光学院)、そしてアカデミーの選手が融合しスタッフと共に福島
のために頑張って好成績をおさめてきました。しかし、震災後はアカデミーの選
手が静岡に移動したことで、福島県で育った選手に期待がかかりましたが、ここ
数年のメンバー構成は福島で育った選手が激減しています。選抜の選考合宿やト
レセンマッチを視察すると他県の選手との差は歴然としており、福島県の選手が
最終選考まで生き残れない状況にあります。ここ数年は他県から福島県の高校に
入学したメンバーに頼りながら、かろうじて国体に出場しているような状況でし
たが、昨年はついにその連続出場をも逃してしまいました。

この寂しい状況を考え、今年の2月に行われたユース育成部会では、福島県の
ユース育成について真剣に議論しました。今年度は平成30年1月13日にフッ
トボールカンファレンスを開催するため、1年間かけて各カテゴリーの課題を分
析し方向性を明確にした内容保報告し、多くの指導者と共有したいと考えていま
す。

ユース年代までの育成が全国に立ち遅れないためには、早急に様々な対策を講
じなければなりません。そのための大きなアクションは2つあると考えます。

 一つはU-12年代までのパーフェクトスキルの獲得です。時間と空間を与え
られない中で相手を観て闘うことが要求されるU-16年代では、ボールに対し
てストレスを感じている選手はもはや通用しません。U-15まで福島の選手と
して、ヨーロッパ遠征や各年代でのトレセン活動、トレセンマッチ等で育成して
きたのにも関わらず、U-16で国体選考をすると福島で育った選手があまり残
れない事実を重く受け止めなくてはなりません。キッズ委員会と連携しながら、
キッズプロジェクト・キッズエリートあるいは、U-12地区トレセンを推進する
ことです。すなわち、すそ野を広げ、そのスタンダードを高めていくことです。

もう一つは指導者養成、特にU-12年代を基盤にした指導者研修会を開催し、
指導者のレベルアップを図ること、指導者自身のスタンダードを上げることです。
『人』が『人』をしつけ育てる以上、指導する『人』が変わらなければ、サッカ
ーの本質が向上することはありません。両者とも即効性のあるものではありませ
ん。しかし、早急に取り組まなければ、「時すでに遅し」の状態になりかねませ
ん。世界基準では『停滞は後退』とまで言われるように同じ事を繰り返していて
は福島県サッカーの進化はありません。

     この他に、リーグ改革やトレセン改革も今まで以上に推進するために、技術委
    員会がそのリーダーシップを取り、福島県サッカーの進むべき方向性を示す道先
    案内人としてより強い決意を持って臨みたいと思います。
     最後に全国技術委員長会議等で良く聞く言葉で終わります。
      『選手は、指導者でしか変えられない』
      『指導者は、学ぶことをやめたら教えることをやめなくてはならない』
      『日常を変える』