2022.07.20
JFA公認B級指導者養成講習会福島FAコース(前期)、3日目
7月10日(日)、JFA公認B級指導者養成講習会福島FAコース3日目を開催しました。
講習会内容は午前実技、攻撃の個人戦術(パス&コントロール)、守備の個人戦術(チャレンジ&カバー)、午後講義『コミュニケーション・スキル』、『コーチング』を実施しました。午前の実技の振り返りとして、インストラクターより指導案作成のポイントの説明がありました。Gameからの逆算、Key factorを落とし込みながら、W-upでテクニック、TR-1で判断の要素を入れ、TR-2でスモールサイドゲームに発展させること、更にトレーニング一つ一つがサッカーになっていること、サッカーに必要な要素を取り込んでいることの指摘がありました。福島FAコースの日程、カリキュラムは添付の通りです。興味のある方は是非見学に来てください。(会場:熱海フットボールセンター)
午後『講義メモ&感想』より
◆コミュニケーション・スキル◆
☞ グローバルスタンダードとしての母語教育が必要不可欠であり、言語技術を磨くことである。
Ex:『ベンチを見ないイタリアの選手』、これは何を意味しているのか ⇒ 自己決定力
☞ 質問の組み立てとして、トピックのKey factorを掘り下げる。
☞ サッカーと問答は、実はよく似ている。6W1Hで分析できる頭脳をつくることが必要。
6W1H:なぜ、何を、いつ、どこで、誰が、何のために、どのように
◆コーチング◆
☞ コーチの仕事:MTMの流れ・繰り返しの中で、選手が成長すること、上達することに働きかける
☞ 『良いコーチングって』:選手が楽しく、積極的にプレーしている、ポジティブな雰囲気
☞ 観察すること:全体の観察 → 選手の観察 → コーチング(観察から得た情報を基にコーチング)
ポイント:課題の難易度は適正か、インテンシティーは保たれているか、休息とプレーのバランス
☞ コーチングの手法:シンクロ、フリーズ、ミーティング(それぞれのメリット、デメリット)
☞ コーチングの留意点:“Quick Simple To the point!”、プレーさせる → 分析する → 褒める
テンポよく、プレー時間の確保 ⇒ 実際にプレーしてうまくなる
選手の意図、考え、トライを大切にする。伝えたいことを押し付けることではない。
具体的に褒めてみよう(具体的な評価)、勝負にこだわらせよう(サッカーの本質は『勝負』)